東京の質屋、偽物や盗品をつかまされたりしないの?

東京を歩く、質屋を歩く

横のつながり、情報のシェアで自衛する、質屋の現状

東京の質屋、偽物や盗品をつかまされたりしないの?

質屋に海外で買ってきた、ちょっとレアな一流ブランドのアイテムを、東京に戻って持ちこんだら、質入れを断られたという話があります。

質屋の鑑定眼は鋭く、どんなアイテムを持ち込んでも、たちまち本物か偽物かをわかってくれる、魔法の場所のように思いがちですが、そんなことはありません。

一般的に質屋にブランド品を持ちこんで、これが本物かコピー商品かの鑑定をしてもらうことはできません。

質屋には、一般的に再販価値のあるブランド品のアイテムと、買取価格のめどを一覧表にしたものがあり、それに見合わせて質入れの参考にしているといいます。

また、偽ブランド品に関する情報を、パソコンなどを使って収集、全国でシェアしていて、偽物を質入れしないよう、対策をとっている質屋も、東京都内には多いものです。

ATF全国質屋ブランド品協会などは、偽ブランド品の情報をデータベース化していることで有名です。

質屋側の立場に立てば、質入れした商品が偽物のコピー商品だった場合は、貸したお金や買取額の保証がないわけです。

そのため、リスクのある商品の買取をしないというのが、買取拒否の理由といったことになります。

また、市場にニーズがないものを買取らないのも、ルールとなるでしょう。

質屋は、偽物や盗品を扱ってしまうと、商品は警察に持って行かれ、買取して払ったお金は犯人が持っていくということになります。

質屋はこうしたリスクを抱えているため、横のつながりが強く、盗品情報、偽物情報が集中する性格があります。

どちらにしても質屋で盗品や偽物が大量に出回るということは考えにくいということから、質屋のブランド品は正規品である可能性が高いといわれるゆえんになっています。